新築やリフォームで樹脂サッシをご検討されている方へ。施工店選びや窓リフォームの方法、お得な国の優遇制度などを紹介します。
樹脂サッシが欲しい人へ [新築の場合 ]
(1)施工会社を検討中の人へ
■施工会社のホームページやカタログを見て、樹脂サッシが使われているかをチェックしましょう。樹脂サッシを使っている企業は断熱性能向上に真面目に取り組んでいる証拠です。
■サッシの情報がわからない場合は「樹脂サッシ希望」とお伝えください。
(2)施工会社が既に決まっている人へ
「樹脂サッシを希望」とお伝えください。万一拒否された時は施工会社の変更もご検討下さい。「終わり良ければすべて良し」と昔から言われています。
(3)マンション、建売住宅の購入を検討している人
■ご購入を検討しているマンションや建売住宅のサッシの種類を確認してください。樹脂サッシではない場合は、樹脂内窓を取り付けてもらうなどのサービスを価格交渉時にご交渉下さい。
樹脂サッシに換えたい人へ [リフォームの場合]
窓(サッシ+ガラス)の樹脂サッシへのリフォームには、下記の2通りがあります。
1、今の窓を樹脂サッシの窓に交換する方法
2、今の窓はそのままにして樹脂製内窓で二重窓にする方法
(1)窓をサッシごと交換する方法
窓をサッシごと交換するには、壁を一部壊す必要があります。枠の一部が壁の中に潜り込んでいるため、壁を壊さないと枠を取外すことができないからです。
<「樹脂サッシへの交換」をおすすめする窓>
- 現状サッシの結露などが原因で、窓周りの壁が腐っている場合
- 窓を交換することで外観もグレードアップしたい場合
- 外壁取り換えなど大掛かりなリフォームの場合など
(!)施工店を選ぶ際には、樹脂サッシを取り扱っているかどうかの確認をしてください。
(2)内窓を設置して二重窓にする方法
今ある窓はそのままで、室内側にもうひとつ樹脂製内窓を取り付ける簡単リフォームです。内窓の設置が可能な幅と枠がある窓であれば、ほとんどの場合、取り付けることができます。
<「内窓」をおすすめする窓>
- マンションなどの共同住宅の窓リフォーム
- 大きな騒音でお困りの家(ただし、騒音対策の場合は、窓以外の気密性もチェックする必要があります)
(!)施工店は慎重に選びましょう。
既存の窓は、長年使っていると窓枠が変形することがあります。内窓の魅力は、変形した窓枠であっても、樹脂の柔らかい素材特性を活かして、いったん曲げてから伸ばして装着し、きっちり枠内に納めて気密性を確保できる点です。その調整にはプロの技術が必要なので、口込みなどで情報を得て、信頼できる施工店を選びましょう。
樹脂サッシに関わる減税・控除・補助金の優遇制度や各自治体の助成金もチェック!
省エネ意識がさらに進むなか、政府制定の減税・控除・補助金のほかに全国の自治体の中には、窓の省エネ化に関する助成金制度を設けているところがあります。みなさまのお住まいの自治体のホームページも合わせてチェックしましょう。